日本では、休日が他の休日と重なった場合、月曜日以降の平日を休日とし、
休日の日数が減らないようにする
、という法律があります。
例えば、日曜日が祝祭日の場合は、次の日も振替休日でお休みとなります。


しかし、この法律は「国民の祝日」が「日曜日」である時の規定であり、
土曜日に祝日が重なった場合は、翌月曜日を振替休日とすることはできません。


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国民の祝日に関する法律とは?



国民の祝日に関する法律は、昭和23年にできた法律で、祝日法とも呼ばれます。
昭和23年7月20日に公布・施行されたこの法律は、第3条からなります。
その後、祝日の追加などから何度か改正・施行が行われていて、
「振替休日」に関する法律も、昭和48年になって改正・施行されたものです。


振替休日の制定



振替休日は、昭和48年4月12日に改正・施行されました。
「祝日が日曜日の場合は、その翌日の月曜日を休日とする」これが制定内容です。


「日曜日」と書かれているように、土曜日はその対象ではありません。


祝日法の構成


第一条



第一条は、国民の祝日とはなんなのか?という定義が書かれています。


「自由と平和を求めてやまない日本国民が、美しい風習を育てつつ、
よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、国民こぞつて祝い、
感謝し、又は記念する日である。」


これが、日本の祝日です。例えば、新しく出来た山の日、
8月11日と日にちが決められた理由にはさまざまな理由がありますが、
山の日とは、山に親しむ機会をもち、山の恩恵に感謝する日、とされています。


第二条


第二条は、祝日の一覧とその定義が記述されています。


元日(1月1日)から天皇誕生日(12月23日)まで、日本には、
年間16日の祝日があります。


日本人は良く働きすぎだ!と言われていますが…
世界的に見ると、日本の祝日の多さは、第2位にランクインするほど多く、
祝日の日数だけを見ると、日本人が働きすぎとは思えない結果になります。



そう思わせてしまっている原因は、その他の休みや勤務時間にあるのでしょうね。
このランキングはあくまでも「祝日日数ランキング」であり、
「年間休日数」とはまた違ってきます。


例えば、ヨーロッパでは夏に長期間のお休みを取る人もたくさんいます。
祝日は少ないものの、年間休日数は日本より多く、このあたりが、
日本人が働きすぎといわれる所以でしょう。


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第三条



第三条は、このブログのタイトルにもなっている
「土曜日が祝日の場合なぜ振替休日にならないの?」という部分が
明確になる内容になっています。


1.「国民の祝日」は、休日とする。
元日~天皇誕生日まで、年間16日ある国民の祝日は例外なく、休日という法律です。


2.「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い
「国民の祝日」でない日を休日とする。

振替休日の制定の項目でもお話した通り、「日曜日」というのがキモです。
土曜日と祝日が重なっても、法律的に月曜日が休みになることはないんです。


3.その前日及び翌日が「国民の祝日」である日
(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。

これはどういうことか?というと、シルバーウィークが当てはまります。


2015年度は、5連休というシルバーウィークのある年でした。
9月19日(土)、9月20日(日)、9月21日(月・敬老の日)、
9月22日(火・国民の祝日)、9月23日(水・秋分の日)
というカレンダーになっていたわけなのですが、


9月22日は、本来であれば、普通の火曜日だったんです。
しかし、この祝日法の第三条により、前日・翌日が祝日だったために、
22日を「国民の祝日」として、お休みにするというのが、この法律です。


2017年は土曜日に祝日が多い


2017年は、土曜日と祝日が重なってしまう日がとても多い年です。


2月11日(土) 建国記念日
4月29日(土) 昭和の日
9月23日(土) 秋分の日
12月23日(土) 天皇誕生日


既に訪れてしまった祝日もありますが、年間を通して4回もあります。
残念ですが、土曜日と重なってしまったため、この祝日の振替休日はありません…。


9月23日の秋分の日が土曜と被ってしまっていることからも分かるように、
2017年は、シルバーウィークという大型連休もありません。
(次回は、2026年だそうです)


土曜日が祝日に重なり、振替休日がなくなるのは、本当残念ですが、
祝日法という法律で定められているものなので、致し方ないですね…。