tyushaki


日本人の血液型は、A型が最も多く38%、O型が31%、B型が22%、AB型は9%です。
日本人のAB型の人の割合は10%と未満と非常に少ないですが、
世界的に見ても少なく、AB型の人が0%の国もあるのだそうです。


こういった血液型の分類は、「ABO式分類」という分類に基づいて分けられます。
輸血の際に異なる血液型の血液を入れると、血液が凝固してしまったり、
赤血球が溶解してしまうことがあるため、血液型を明確にし、
もしもの時に備える必要があります。


しかし、A型同士やO型同士の同じ血液型であっても、血液の凝固や、
赤血球の溶解が起こってしまうことがあります。
これが、Rh+(プラス)とRh-(マイナス)という分類です。


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血液型のRhとは?



血液型のRhとは、Rh抗原のことを指します。
Rh抗原は、C、c、D、E、eなどの抗原がありますが、このうち、
Rh+(プラス)やRh-(マイナス)と表記されているのは、D抗原の有無です。


D抗原をもっている赤血球のことをRh+(プラス)、
もっていない赤血球をRh-(マイナス)
と表記し、分類分けされています。


Rhの起源と由来は?



この血液型の分類分けは、ABO式血液型を発見したカール・ラントシュタイナーと
その弟子であるアレクサンダー・ウィーナーによって発見された血液型です。


実験に利用されたアカゲザル(Rhesus monkey)の頭をとって、Rhと略されました。

Rh+(プラス)の人とRh-(マイナス)の人の割合は?



Rh+(プラス)とRh-(マイナス)の人の割合は人種によって異なります。
日本では相当珍しいとされているRh-(マイナス)の人は約0.5%ほどで、
200人に一人くらいの計算になります。


白人のRh-(マイナス)の人は、15%ほどもいるので、
日本人のRh-(マイナス)がいかに少ないのかが伺えますね。


ちなみに、日本で一番少ない血液型AB型のRh-(マイナス)となると、
約2,000人に一人の計算になります。



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Rh-(マイナス)の場合、輸血はどうなるの?



献血などに協力してくださっている方の血液型というのは、
ABO式分類はもちろんのこと、きちんとRhが陽性か陰性かも調べて保管されます。
そのため、血液センターには、一定数の在庫が確保されています。


しかし、それでも日本におけるRh-(マイナス)の方の割合は少ないので、
Rh陰性の方の登録制度を設けており、血液が必要になった時に、
献血をお願いし、協力してもらえるような仕組みが取られています。


そのため、現在はRh+(プラス)の方はもちろんのこと、
Rh-(マイナス)の人でも、もしもの時はきちんと輸血してもらえます。


もちろん、Rh陽性の人にRh陰性の血液を輸血するのは危険なので、
そのあたりもしっかりと調べて輸血が行われています。

血液型不適合妊娠とは?


血液型不適合妊娠とは、お母さんとお父さんのRh型が異なる場合に起こります。
一人目の妊娠の時は特に問題ないですが、一人目の中絶、流産、出産時に
胎盤の損傷した部分から、赤ちゃんの血液が混入することがあります。


同じRh型であれば問題ないですが、ママと赤ちゃんのRh型が異なると、
ママの血液の中に本来はないものが含まれるため、
それを退治するための抗体が作り出されます。


これが、血液型不適合妊娠です。
二人目以降の妊娠・出産の時にその抗体が攻撃をするようになり、
それが、流産の原因になります。
胎児新生児溶血性疾患があらわれやすくなるので、しっかりと検査を受けること、
そして、抗Dグロブリン製剤と呼ばれる予防薬を使って、予防することが大切です。


日本では、Rh+(プラス)の人の割合が極端に大きく、
医療の面でRh-(マイナス)の人が不安視される傾向にありますが、
現状の医療であれば、さほど重く受け止めなくとも大丈夫だと言えます。