toroti


トローチは、のどの炎症を抑えるお薬です。
通常のトローチは、昔良く見た「笛ラムネ」のような形をしています。
真ん中に穴があいていて、だいたい2センチ弱くらいの大きさのものです。


ドラッグストアなどで購入することもできますが、
病院でも処方されるお薬でもあり、個人的にとても良く効くと思っている薬です。


しかし、薬であるトローチに穴は必要ないと思いませんか…?
穴のあいている部分にもトローチの成分が含まれていれば、
もっと効果が高いような気がしますが、なぜなのでしょうか?

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トローチに穴があいている理由は?


私は以前、風邪をこじらせ、声が枯れてしまったことがありました。
その時病院で初めてトローチを処方され、とても効果があったのを覚えています。


のどが痛い時は、うがいをしてのど飴を舐める、のどのスプレーをするなど、
割と気を遣っていた方だと思っていましたが、トローチがこんなに効くとは…
目からうろことはまさにこのことだな~と思いました。


私が病院で処方されたトローチにも穴があいていましたが、
この穴、なぜあいているのか考えたことはありますか?


窒息死する事故を防ぐためにつくられた穴

トローチは口の中でゆっくり溶けて、のどの腫れや荒れ、痛み、
声枯れなどに効果を発揮します。
しかし、このゆっくりと舐めて溶かす服用方法は時に事故につながります。


トローチの大きさは冒頭でも紹介した通り、直径2センチ弱です。
舐めると徐々に小さくなりますが、のど飴などと比べると、
その溶け方はとてもゆっくりです。



ゆっくり溶けることが効果をもたらすポイントでもありますが、
舐めている時に誤って飲み込み、なかなか溶けずに苦しい思いをした人が
たくさんいるのだそうです。


中にはのどが塞がり、窒息死してしまったケースもあるのだとか。
トローチの穴はそんな事故を防ぐためにつくられた穴です。


トローチはサイズが大きいため、気管支に詰まると大変危険です。
そこで穴をあけ、誤飲した時にも呼吸ができるように改良されたわけです。


たしかにトローチはのど飴よりも、錠剤のお薬よりも大きく、
何かの拍子に飲み込んでしまったら凄く苦しいですよね。
トローチの穴はそういう事故を防ぐためにあけられているのです。

穴のないトローチもある

トローチと言えば、穴のあいているものをイメージする方が多いですが、
現在病院にて処方されるトローチの中には穴のないものもあります。


アクロマイシントローチなどです。
サイズは、一般的な穴のあいているトローチと比べ一回り小さく、
誤飲しにくく、舐めて溶かしやすいというメリットがあります。

トローチは噛んではいけない?

トローチは本来お薬なので、噛んではいけないものです。
鎮痛剤などの錠剤のお薬を噛まないのと同じことです。


口の中でゆっくり溶かすことによって効果を得ることができるので、
噛み砕いてしまっては、本来の効果を発揮することができません。



穴のあいた大きなトローチは、大きい分、溶かし切るのに時間がかかります。
そのため、味に飽きてしまい、噛んで飲み切ってしまう人も多いといいます。
それでは本来ののどの炎症に効果が期待できないため、
アクロマイシントローチなどの穴のあいていない小さいトローチも良く使われます。


アクロマイシントローチなどの小さいトローチは噛み砕くのが難しいです。
穴があいていることもあり、割れやすい一般的なトローチよりも、
しっかりと舐められ、最後まで薬の効果を効かせることができます。


噛まずにきちんと舐めれば、効果はさほど変わりません。
噛んでしまうと効果が薄れてしまうので、穴があいているトローチと
あいていないトローチ、どちらを処方された場合も、
必ず最後まで噛まずに舐めて溶かすように服用するようにしてください。