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私は、18歳の時に結婚したため、成人式の時は既に”既婚者”でした。
しかし、成人式は、結婚式でのお呼ばれとは異なり、一生に一度のもの。
みんなと同じ、振袖を着て、成人式に出たいというのが、私の希望でした。


しかし、既婚者は振袖を着てはいけないという、習わしがあります。
どんなに若い女性でも、振袖を着られるのは独身の女性だけ…と、
昔から決まっています。


実際、こういったケースの場合は、振袖を着るべきではないのでしょうか?
それとも、一生に一度なのですから、振袖を着てもいいのでしょうか?

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既婚者の女性が振袖を着てはいけないとされる理由とは?


着物には、振袖の他、留袖、小紋、訪問着、さまざまなものがあります。
同じ「着物」ではありますが、それぞれ着る人、着るシーンを選びます。


既婚者の女性が振袖を着てはいけないとされるのも、
この着物のルールの1つで、たもと(袖)が長く、豪華な振袖は、
独身の女性だけが着れると、江戸時代から言い伝えられています。


江戸時代の前までは、振袖って、男性も着るものだったそうです。
しかし、江戸時代になって、振袖は徐々に女性の服装に定着していきます。


なぜ、既婚者は留袖、独身は振袖となっていったのかは、恋愛に関連します。


江戸時代の女性は、振袖の長い袖を使って、男性の気を惹いていたようです。
男性の求愛に対しても、言葉で表すのではなく、ジェスチャーで、
袖の振り方で、YES・NOを表現していたのだとか。


パッと見て、独身女性・既婚女性が分かるようになっていたわけです。
そして同時に、留袖を着ることによって、既婚の女性が求愛されないように、
といった意味もあったようです。


こうして、既婚女性は留袖、独身女性は、振袖という第一礼装になりました。


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マナー的に既婚者は着るべきじゃない?


冒頭でも紹介した通り、私は、18歳で結婚し、成人式は既婚者として迎えました。
が、私の母も、祖母もまた、娘、孫の晴れ姿は嬉しいものだったようで、
私の希望である、「振袖」を着ての成人式を迎えられることになりました。


写真撮影だけではなく、成人式、式そのものにも、振袖を着て行きましたが、
誰から咎められることもなく、その時のことについて、マナー違反じゃない?と、
後から言われることもありませんでした。


余談ですが、私は娘を連れて成人式に行ったのですが、ママということで、
地元の新聞などに取り上げていただいたくらいです(笑)


そのくらい、周りの人も、何とも思っていなかったようですね。
今は着物を着る習慣というのが、少なってきていますから、
「既婚者=振袖ではなく留袖」ということよりも「成人式=振袖を着る」
というイメージが強い
のでしょう。


個人的な意見としては、自分の実体験も含め、振袖がおすすめです。
既婚者の女性とは言え、今は、振袖だから独身女性だ、と思う人も少ないですし、
二十歳の女性なのですから、振袖でも何らおかしくないと思います。


もちろん、周りのお母さんや、お婆さんが「留袖にするべきだ」というのなら、
その意見も取り入れるべきだとは思いますが、自身の成人式であり、
一生に一度しかない大イベントですので、自分が着たいのは振袖だと、
分かって貰えるようにお話したら良いと思います。


これが、結婚式ともなると、また話は変わってくるのかも知れませんね…。
独身の女性ならば迷わず振袖で良いと思いますが、既婚女性ならば、
わざわざ、振袖でなくても良いような印象があります。


成人式は、一生に一度きり。
だからこそ、本来のルールは破ることになっても、既婚者の振袖もまた、
マナーの範囲内として、暖かく見てもらえるのかも知れません。