
湿布はどのご家庭にもある「常備薬」の内のひとつで、
足をくじいてしまった時、突き指してしまった時、肩こり・腰痛がひどい時など、
さまざまな要因で使えるので、小さい子供から大人まで、
誰もが湿布にお世話になったことがあると思います。
我が家にも湿布は常備してあり、私が肩こり・腰痛のために、
息子がスポーツによる軽い捻挫や突き指のためなど、良く使用しています。
そんな湿布には、「使用期限」というものがあります。
製造番号と一緒に書かれたその使用期限は、現在ならば、「2017.7」と、
年月で書かれていて、安全に使用できる期間が記されています。
しかし、整形外科などでは湿布を多めに処方してくれることが多いので、
常備薬としては助かるものの、気付いたら使用期限切れ…なんてことも。
使用する前に良く使用期限を確認する必要があります。
この使用期限、切れてしまったものは効果がなくなってしまうのでしょうか?
使用期限を過ぎた湿布を使用するデメリット
湿布はどの家庭にもストックのある常備薬の一つですが、
あくまでも、外用薬と呼ばれる「薬」であることを忘れないでください。
例えば同じ薬の「胃薬」と「湿布」 使用期限が切れたものを比較すると、
なんとなく、湿布は大丈夫なんじゃないか?と思ってしまいがちです。
服用するものはちょっと怖いけれど、湿布は貼るものだから大丈夫でしょ?
そんな風に思ってしまいますが、使用期限は”使用できる期限”のことであり、
湿布も薬なので、使えません。古い湿布は迷わずに捨ててしまってください。
使用期限切れた湿布は効果なし?
薬の使用期限は、安全に使用することのできる期間を示したものです。
湿布の中にも薬の成分が含まれているので、その成分が変質するなど、
健康被害を引き起こす可能性があります。
そのため、もちろん使用期限の切れてない湿布と比較すれば効果は薄いです。
約1ヶ月使用期限の切れた湿布を気付かずに使ったことがありますが、
冷湿布の場合、冷えないわけではなく、あまり効果のほどは実際には分かりません。
しかし、冷やす成分と薬効成分はまた別のものですので、使わないのがベストです。
薬の成分が変質すれば、かぶれてしまうことなども充分に考えられます。
使用期限の切れた湿布は、取っておかずに捨ててしまってくださいね。
新品・未開封の湿布も使わない方が良い?
湿布は大抵ジップロックのようにチャックがしてありますが、
一度封を切れば、その使用期限は当然短くなります。
しかし、新品・未開封のものであっても、使用期限の切れた湿布は、
迷わず捨てるのが良いです。
結局のところ、封がしてあるものでも月日の経過とともにどんどん古くなるので、
使用期限が切れている=捨てるもの、として認識した方が良いです。
これは賞味期限などと同じで、いくら開けていないものとはいえ、
1ヶ月も賞味期限が切れた牛乳を飲む人はなかなかいないですよね?
開封後の湿布の使用期限はどのくらい?
目安としては、約2ヶ月~3ヶ月で使い切るくらいがベストだと思います。
モーラステープや、ロキソニンテープ、ロキソプロフェンNaテープなど、
湿布にもさまざまな種類がありますが、そのどれもが、開封後、
約2~3ヶ月くらいで使い切ることが推奨されています。
あくまでも目安ですが、使用期限が切れるほど使うのは良くありません。
正しい湿布の保管方法
湿布は、密閉用のチャックをしっかり閉めた状態で保管してください。
冷湿布も温湿布も保管方法は同じで、常温で保存することが推奨されています。
冷湿布の場合は特に、冷蔵庫で保管する人がチラホラいるのですが、
湿布を冷蔵庫で保管するのは、かえって逆効果です。
使用期限と同じで、薬の成分が変質し、効果が薄れてしまうことがあるので、
必ず、常温で保管するようにしましょう。