使い捨てホッカイロには、使用期限や有効期限と書かれた”期限”があります。
冷え性の私はこの時期、毎日のように貼るホッカイロを使用しているのですが、
使っている使い捨てのホッカイロにも有効期限2020.4という記載がありました。
昨年買ったものか、それとも今年買ったものかちょっと定かではないですが、
この記事を書いている今は2017年の12月なので、数年の使用期限が設けられることになります。
使用期限としては長い期限ですが、この使用期限・有効期限を過ぎてしまったものは、
安全に使用することが出来ないのでしょうか?
使い捨てホッカイロの使用期限・有効期限の意味と安全性・危険性について調べてみました。
使い捨てホッカイロの使用期限・有効期限って何?
日本カイロ工業会のHPによると、ホッカイロの有効期限とは、
「表示してある温度規格を保証する期間」の意味で、「カイロを使用できる期間」ではない、
と明記されています。
つまり、使い捨てホッカイロを使用するにあたって問題ないということになります。
表示してある温度規格を保証する期間とは?
使い捨てホッカイロには温度規格が書かれています。
私が今使っている貼るホッカイロには、最高温度63℃ 平均温度53℃ 持続時間12時間
このように記載されています。
持続時間とは、40℃以上を保持して使える時間という括弧書きがあります。
使用期限内の使用であれば、この温度で使用できますよということです。
逆に言えば、使用期限が切れた使い捨てホッカイロは、表記の温度まであがらなかったり、
持続時間が短くなったりするかも知れませんよという意味になります。
使用期限が切れたホッカイロを使用する危険性は?
ホッカイロは、鉄の酸化を利用して温まるものなので、原材料のほとんどは鉄の粉です。
他に水、バーミキュライト、活性炭、塩類が含まれていますが、爆発したり、発火したりなど、
危険なものは含まれていないので、使用期限が過ぎているからといって、危ないものではありません。
バーミキュライトとは、保水性の高い人工用土です。
土が入っているとは意外ですが、保水剤として使われているようです。
このように、使用期限が切れた使い捨てホッカイロに危険性はないといっても過言ではありません。
有効期限や使用期限と書かれていると、それが切れた時の安全性が気になりますが、
使い捨てホッカイロにあたっては、大丈夫です♪
温度が上がらないことがある?
使用期限・有効期限が切れたものは、温度が上がらないことがあったり、
持続時間が短くなったりすることがあると先ほど書かせていただきましたが、
これは、保存状態が悪かった場合の話です。
ホッカイロは1つ1つ個別に包装されていますが、これは空気に触れないためです。
ホッカイロに入っている鉄が空気と触れ、酸化することで熱を出すので、
この包装が保存の際に破れてしまったりしてしまえば、使用期限や有効期限内のものでも、
充分に温まらなくなってしまいます。
使用期限が切れた使い捨てホッカイロを使う時は、そのあたりに気を付けると良いです。
これから大掃除の時期なので、数年前のホッカイロなど古いものが出てくるかも知れません。
しかし、数年前の使い捨てホッカイロでも問題なく使える場合がほとんどです。
危険性という意味では、有効期限や使用期限が切れたものよりも、
低温やけどの方が心配ですね。
とくに貼るホッカイロを使用する時は、インナーの上から貼るようにして、
地肌にホッカイロが触れないように気を付けてください。
また、貼った箇所をガードルやサポーターなどで圧迫してしまっても低温やけどになってしまいます。
普通のやけどよりも症状がひどくなることが多いので、
ホッカイロを使用する時は安全に使用してくださいね★